あばかれ、奪われる〜セフレから始まる歪愛〜
「漣?」
私の問いかけに答える事なく、漣の手が服越しに胸を柔く揉む。
「ちょ…」
「白雪さあ…なんでそう危機感がゴミなの」
「ゴミて…」
漣が触れたところから熱が集まっていく。早く出なければ和泉さんの怒号が飛んでくるとわかっているのに、触れられている事に喜んでしまっている自分がいる。
「昔もそうやって俺に押し入られて襲われたの、忘れたわけじゃないよね?」
「…っ、忘れてな…」
突如顎を掴まれぐいっと向き合わされる。そのまま唇が重なれば舌が侵入され、舌裏をなぞられた。
「んっ…、」
当然ながら漣は私の弱い所を熟知している。キスにおいては漣の舌につけられたピアスで舌裏を撫でられるのが好きで、考えるより先に反応してしまった。
そのまま離されれば、不機嫌さの中にも少しばかり満足したような表情の漣と目が合った。
「…とりあえず、続きは帰ってからにしようか」
言うなり懐に入れていたスマホ画面を見せつけてきて、電話の着信画面には和泉さんの名前があった。
「ドアの外で電話してるから、白雪はその赤い顔をなんとかしてから出てきてね」