あばかれ、奪われる〜セフレから始まる歪愛〜
「ねえ白雪、今の現場って今週で終わりだよね?」
「え?うん。そうだけど…」
「じゃああと数日我慢すれば、あの腹立つ顔も見なくて済むってことか」
漣が佐原の事を言っているのはすぐに察しがついた。そういえばさっき、続きは後でと言われた事を咄嗟に思い出す。
そう思い嫌な予感がして離れようとしたが少し遅かった。気付いた時には深く唇が重なっていて、服の中に手が入れられていた。
「ん…、れん、」
食われるのではないかと思うほどに貪られようやく離れれば、漣の冷ややかな視線が私を見下ろしていた。
「…ホント腹立つよね。俺の白雪に言い寄るなんていい度胸してるよ。誰に喧嘩売ってるのか分かってんのかな?」
言うや否やグッと上半身の服を捲り上げ、胸元に顔を落とす。
「!?ちょ、」
「変な手紙さえ無ければ今頃とっくに白雪は俺のだって公言してたのにさ。…マジでムカつく」
「れ、漣…?何し、」
言葉尻を待たず、乳房にちくりと痛みが走る。驚いて漣を押し退けて見れば、痛みを感じた部分には赤い印が付けられていた。