あばかれ、奪われる〜セフレから始まる歪愛〜



非常にありがたい申し出ではあるけれど、こんなに甘やかされていいものなのだろうか。

不安に思いつつも、漣がそう言ってくれるのならば今はその気持ちに甘えさせてもらいたい。


「えっと…じゃあ、すごく素敵なところだし、ここでお願いしてもいいかな…」

「分かった。出来るだけ早く引っ越そう。手続きや引越しの手配なんかは俺がやっておくから、白雪は事務所に報告だけしておいてね」

「…分かった」


肩を抱かれ寄せられる。とくとくと耳から伝わる鼓動に肩に入っていた緊張が解きほぐれていく。
その優しい香りにたまらなくなって、肌をすり寄せた。


「どうしたの?白雪。珍しく甘えただね」

「…うん」


私を甘やかす声に素直に頷く。肩に触れていた手が頭を撫でるとキュウ…と胸が締め付けられ、私はゆっくりと顔を上げ、キスをした。

漣にもっと甘やかされたい。そう思って舌で漣の唇を舐めれば、ぴくりと反応して体が離された。


「…いいの?白雪」


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