あばかれ、奪われる〜セフレから始まる歪愛〜



「今日の写真撮ってSNSアップしていい?2人とも事務所からNGない?」

「別に。俺もやってるし」

「私も特に言われてないかな」


そう言うと萌葉はよしと腕を伸ばし、インカメで写真を何枚か撮った。


「2人ともSNSしてるんだ。私もした方がいいのかな」


サイダーを飲みながらそう言えば、那由多からやめとけと言われた。


「お前のキャラ的に似合わない」

「私もそう思う〜。白雪はミステリアスな部分が売りでもあるから。そもそもプライベートでアカ持ってるの?」

「持ってない…」

「ほら。なら尚更やんない方がいいよ」


信頼できる先輩2人からそう言われ、私のSNSデビューは不発に終わった。
まあでも、私の私生活なんてオフの日はもっぱらスウェットで家でごろごろしているだけだし、私服も大してセンスがあるわけでもないから映えるものは何もないんだけど。

そう思いながら、萌葉を見ればトレンドをうまく取り入れたファッションを着こなしていて、さすが人気モデルだと舌を巻く。


「そうだね、やめとく。私服も萌葉みたいにおしゃれじゃないし」

「そう言えば白雪って美人の割に服はいつも似たり寄ったりだよね。どうやって選んでるの?」

「マネキン買い」

「なるほど〜」


まあ無難だよね。と萌葉は笑う。

< 82 / 331 >

この作品をシェア

pagetop