あばかれ、奪われる〜セフレから始まる歪愛〜
その後も少しだけ近況報告や雑談をしてそろそろ解散しようとなったので、酔いが回り眠そうにし始める萌葉と共にタクシーで一緒に帰ることにした。
「白雪」
既に中で眠っている萌葉に続いて乗り込もうとすれば、那由多から声がかけられる。
「サインの件、準備できたらまた連絡する」
「あ、うん。ありがとう」
お願いします。そう続けると那由多は無言で見つめてきた。
「なに?」
「…いや、萌葉の事任せて悪いな」
「ううん大丈夫。じゃあまたね」
軽く手を振りタクシーへ乗り込み、一度遊びに行かせてもらった萌葉の家の場所を伝え、日付を超える事なく自宅へと帰宅した。
翌日、萌葉が3人の写真をSNSへ投稿しドラマではバチバチだった私達の仲の良いオフショットが話題を呼んでバズったと嬉々としたメッセージがグループトークに届いた。
そしてその数日後、私は漣から呼び出しを受けた。