道具屋の看板娘、冒険者名は『死神』です。アイテム過剰購入冒険者にムカつきますが、ギルマスにはイヤな奴だと思われたくありません
「え゛っ !?」
ギルドマスターがどこから出したのかわからない声を漏らした。
「毒消しが効かないような毒強化をするスキルがあると言うのですか? そのようなスキルを持つ冒険者がいるとお考えですか?」
「ええ。わたくしはそう考えていますの。だから、冒険者登録名簿を見せていただきたいの。毒矢を射た冒険者を特定し、村長の毒を解除してもらいたいの」
「冒険者登録名簿ですか。確かに名簿には冒険者のスキルが、固有スキルも含めて記載されていますが、冒険者特定までできるかどうか」
「いいえ。何としても冒険者を特定しなくては、村長が毒に冒され死んでしまいますわ」
「そうですね…… ……」
ギルドマスターは天井と治療日誌を交互にみつめて10分、さらに席を立ち、部屋の端から端を行き来して10分考えこんだ。
席につき、治療日誌を閉じると意を決したように言った。
「わかりました」
ギルドマスターがどこから出したのかわからない声を漏らした。
「毒消しが効かないような毒強化をするスキルがあると言うのですか? そのようなスキルを持つ冒険者がいるとお考えですか?」
「ええ。わたくしはそう考えていますの。だから、冒険者登録名簿を見せていただきたいの。毒矢を射た冒険者を特定し、村長の毒を解除してもらいたいの」
「冒険者登録名簿ですか。確かに名簿には冒険者のスキルが、固有スキルも含めて記載されていますが、冒険者特定までできるかどうか」
「いいえ。何としても冒険者を特定しなくては、村長が毒に冒され死んでしまいますわ」
「そうですね…… ……」
ギルドマスターは天井と治療日誌を交互にみつめて10分、さらに席を立ち、部屋の端から端を行き来して10分考えこんだ。
席につき、治療日誌を閉じると意を決したように言った。
「わかりました」