道具屋の看板娘、冒険者名は『死神』です。アイテム過剰購入冒険者にムカつきますが、ギルマスにはイヤな奴だと思われたくありません
実はギルドマスターがギルドの受付を閉めた後、梟の足に召集礼状を括りつけ放ったのを観ていたのだ。

伝書鳩ではあるまいし「ウソ~!?」と驚いたことは、彼にはとても言えなかった。

受付譲はもしラヴィーネが観ていたら、きっと「バカじゃないの!」と、思い切り笑っただろうと思った。

ラヴィーネは受付譲と冒険者のやり取りを笑いをこらえて観ていたが、こらえ切れずに吹き出した。

「おい、道具屋。何が可笑しい?」

受付譲は冒険者の視線が、自分からはずされホッとしたような顔をしていた。

「召集は強制、拒否権はないそうじゃないですか? なのに、何が不安なのかと思いまして」

冒険者は眉を吊り上げ、今にも怒鳴り声を上げそうなほど恐い顔をしていた。

「でも……召集礼状が梟便でーー」

「わーーわーーっ!!」

ラヴィーネが言いかけたのを受付譲が、そんな大きな声を出せるのかというくらい大きな叫び声で、遮った。
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