鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
自分が当然のように思っていた世界とは違う世界があることを、そこで初めて突きつけられたのだから。
「六年前、マレーシアで大規模な地震があったのを覚えているか?」
「はい。当時、ニュースになっていましたよね。寄付もたくさん募っていて」
当時、看護師の卵として学びの途中だった二十一歳の私は、あの地震の凄惨な光景をニュースで見て、海外での支援活動ができないものかと考えた。その結果、悠生さんと出会ったのだ。
「俺も医官として派遣された。……怪我人も病人も、数えきれないほど見た。限られた物資の中、最善を尽くさなければならない状況で精神的にやられる奴も多かった」
「六年前、マレーシアで大規模な地震があったのを覚えているか?」
「はい。当時、ニュースになっていましたよね。寄付もたくさん募っていて」
当時、看護師の卵として学びの途中だった二十一歳の私は、あの地震の凄惨な光景をニュースで見て、海外での支援活動ができないものかと考えた。その結果、悠生さんと出会ったのだ。
「俺も医官として派遣された。……怪我人も病人も、数えきれないほど見た。限られた物資の中、最善を尽くさなければならない状況で精神的にやられる奴も多かった」