鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
 感謝はされたものの、少しだけ不安が残る。

 私の言葉で前を向けたとしても、根本的な問題が解決したわけではない。

 彼の両親は息子の道を否定し続けるだろう。それがこれからも続くなら、また苦しむ時が来るかもしれない。

 きちんとその部分も解消したいな、と思った。

 なんの心配も不安もなく、自分の道を進んでいけるならそれが一番だ。

 そのために私にはなにができるか、改めて考えたくなった。



 その後は洋服や小物を買い、レストランで夕食をとった。

 空が暗くなり夜が深まると、悠生さんはデートの締めくくりとして展望台へ連れてきてくれた。

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