鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
夫婦でいる期間もずいぶん長くなったし、改めてはっきりさせておきたいこともあるのだろうと、悠生さんの言葉の続きを待った。
だけどそのタイミングで悠生さんのスマホが鳴り響いた。やけに緊迫した着信音は、これまでに一度も聞いたことがないものだ。
私にひと言も言わず、ぱっと立ち上がった悠生さんがスマホを手に取る。その様子から、どうやら恐ろしい事態が起きているらしいと察した。
「――はい」
電話をする悠生さんの表情が厳しい。
そこにいるのは私が知る彼ではなく、自衛官の羽白悠生だった。
「すまない、話はまた次の時に。フィリピンで地震が発生したそうだ。しばらく家を空けることになる」
だけどそのタイミングで悠生さんのスマホが鳴り響いた。やけに緊迫した着信音は、これまでに一度も聞いたことがないものだ。
私にひと言も言わず、ぱっと立ち上がった悠生さんがスマホを手に取る。その様子から、どうやら恐ろしい事態が起きているらしいと察した。
「――はい」
電話をする悠生さんの表情が厳しい。
そこにいるのは私が知る彼ではなく、自衛官の羽白悠生だった。
「すまない、話はまた次の時に。フィリピンで地震が発生したそうだ。しばらく家を空けることになる」