鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
無駄のない洗練された美しさは、悠生さんらしいセンスだと思った。
「指輪……必要ないからしないのだと思っていました」
「違う。完全に頭から抜けていたんだ。すまない」
「……いつか離婚するから、わざわざ買う必要もないと思っていたんです。でもやっぱり、あるとうれしいですね。本当の夫婦になれたからかもしれませんが」
自分で指輪をはめようとして思い直し、悠生さんに手渡す。彼も私の意図を察したようで、ふっと笑ってから左手の薬指に指輪をはめてくれた。
「ありがとうございます。……なんて言ったらいいんだろう。うれしくていい言葉が思いつきません」
「指輪……必要ないからしないのだと思っていました」
「違う。完全に頭から抜けていたんだ。すまない」
「……いつか離婚するから、わざわざ買う必要もないと思っていたんです。でもやっぱり、あるとうれしいですね。本当の夫婦になれたからかもしれませんが」
自分で指輪をはめようとして思い直し、悠生さんに手渡す。彼も私の意図を察したようで、ふっと笑ってから左手の薬指に指輪をはめてくれた。
「ありがとうございます。……なんて言ったらいいんだろう。うれしくていい言葉が思いつきません」