鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
「当然だ。恋愛なんて興味がなかったのに、今は君のことしか考えられない。俺をこんなふうに変えた責任を取ってくれ」

 指で触れた場所に今度は唇が触れた。

 ぴくりと反応した私にはかまわず、悠生さんがいくつもキスを落としてくる。

「ん……」

「もう、怖くないか?」

 気づかわしげに尋ねられて、改めて彼が好きだと実感する。

「はい。……どきどきしすぎて怖いというのはあるかもしれませんが」

「じゃあ、この先はもっと怖くなるかもしれないな。君を夢中にさせるつもりでいるから」

 首筋にも唇が触れ、思わず身じろぎしてしまった。

 指で触れられるのと、唇で触れられるのは全然違う。

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