鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
「羽白さんって、何センチあるんですか?」

「え? ……ああ、身長の話か? 最後に計った時は百八十七センチだった」

「どうりで……」

「ん?」

「大きいなと思っていたんです。私と三十センチも違いますよ」

 食器を洗い終え、手を拭った羽白さんが十分な距離を保ってソファに座る。

「それだと、うちは使いづらいだろう。俺に合わせてあるから」

「言うほどではないです。キッチンが高いな、くらいで」

 そう話しながら、少しだけ羽白さんに近づいてみた。私が距離を詰めてくると思っていなかったのか、驚いた顔をされる。

「平気か?」

「今は頑張れる気がします……」

< 56 / 337 >

この作品をシェア

pagetop