憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
しかし俺様宇佐神様は強引だけれど、決して私が嫌がることはしない。
ならやはり、理想の恋人として百点満点なのか?

「せっかく目の前に最高の男がいるのに、二次元でもいそうにない超ハイスペックな理想を求めていると一生、結婚どころか彼氏もできないぞ」

「うっ」

それは的を射ているだけに、返す言葉がない。

「これだから初恋もまだな、処女のおこちゃまは困る」

「おこちゃまで悪かったですね!」

軽く怒っている私の肩を押し、課長は私を寝室へと連れていった。

「はいはい。
明日はお兄さんに会うんだから、綺麗にしとかないとな」

「あっ」

学習能力のない私はぽんと肩を押されて簡単にベッドに倒れ、そのままエステからマッサージコースで沈められた。



翌日、いつものように宇佐神課長に起こされ、彼の部屋で朝食を食べる。
ストーカー事件の翌朝のごはん、小ぶりのおにぎりとお味噌汁が私のお腹にはちょうどいいのがわかり、それからそうしてくれている。
ちなみに宇佐神課長はおにぎりがふたつになり、冷や奴と作り置きの小鉢がつく。

「なあ」

身支度を済ませた私を見て、なぜか課長は不満げだ。

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