憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
言われてみればそう、かも。
ダイエットやエステも定期的にやっているくらいだから、そういう情報も集めているはず。

「それで検討してみます!」

「おー、頑張れー」

などと課長は気楽な感じだが、これはあなたの課題でもあるはずですが?
それでも彼のおかげでなんとなくわかった気がしたので、感謝だ。

ごはんが終わったあとはいつものように並んで洗い物をする。

「二人分だと多いし、食洗機買うかなー」

すすぎながら宇佐神課長はなにやら思案している。

「え、私のせいで出費とか悪いです!」

課長ひとりならこんなに食器も多くないのだ。
私がここでごはんを食べているせいで食洗機を買わせるとか申し訳なさすぎる。

「んー?
前から考えてたし、この先も七星はずっと俺と一緒にメシを食べるんだろうし、だったら買ったらいいよな」

最後のお皿をすすぎ、彼は私の顔をのぞき込んでにぱっと笑った。

「ずっと私が宇佐神課長と一緒にごはんを食べるなんて保証はないですが」

「え、あるだろ」

さも意外そうに彼が、眼鏡の向こうで一回、瞬きをした。

< 125 / 429 >

この作品をシェア

pagetop