憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
ずっとやりたかったはずなのに、なぜか味気ない。
前はこれが当たり前だったはずなのに。

「……つまんない」

缶酎ハイを半分飲んだところでどうでもよくなった。
もそもそと残りのお弁当を食べてしまう。

……ああ、龍志の作る具だくさんなミネストローネが食べたい。

そんなことをぼーっと考えているのに気づき、龍志からがっつり胃袋を掴まれている自分に苦笑いした。



それから数日後は、COCOKAさんとの初顔合わせだった。
時間になり、指定のオンラインツールを繋ぐが、反応がない。

「間違ってないよね……?」

約束した時間を確認するが、間違いはない。
やきもきしながら他の仕事をしていたら二時間以上経って、メッセージが上がってきた。

【今からならだいじょーぶでーす】

「……は?」

それを見て軽く怒りが湧いたが、私は悪くないはずだ。
それに今からって、私はあと十分ほどで外打ち合わせのため、外出しなければならないのだ。

【すみません。
今から外出しなければならないので、日を改めたいのですが】

なんでこんなに遅くなったのかとか聞きたいが、時間がもったいない。
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