憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
完結に要件だけを送るが、なかなか返信は来なかった。
苛々としながら外出の準備をする。
もう出なければならないという頃になってようやく、返事が来た。

【えー、そちらが打ち合わせしたいっていうからわざわざ、時間作ってあげたのに】

「……は?」

また私の口から同じ一音が漏れる。
もう一度、アポイントを取ったときのメールを確認するが、時間は間違っていなかった。
事務所が窓口だが彼女と直接やりとりをしたので、伝え間違いの可能性もない。
どういうことか考えようとしたが、それよりも時間が惜しい。

【明日以降で都合のいいお時間をお教えいただけますと助かります。
大変申し訳ありませんがただいまより外出いたしますので、帰ってから折り返しお返事いたします】

ばたばたとそれだけ送って、会社を出た。
なんか頭痛がするが……気のせいだと思いたい。


「うっ」

外打ち合わせを終えて帰ってきてパソコンを立ち上げ、届いているメッセージを見て苦悩の声が漏れた。

【わざわざ時間作ってあげたのに、変更してくださいってどういうこと?】

【天下のカゲツドーさんがそんなに不誠実だとは思わなかった】

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