憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
私の決定を聞き、龍志はようやくほっとした顔をした。

「でも、家でできる仕事はしますので」

「だからー」

また一気に彼の機嫌が悪くなっていくが、譲るつもりはない。

「どうしても今日じゃないといけない仕事だけですよ。
急に休んで申し送りとかしてないじゃないですか。
今日返事をしないといけない、案件とかもありますし」

たぶん、COCOKAさんから返事が来ているはず。
きちんと対応してこれ以上、機嫌を損ねられては困るのだ。

「それだけやってしまったらあとは、おとなしく寝ています」

「……わかった」

呆れたように龍志が大きなため息をつく。

「絶対に無理をしないこと。
一時間おきに体温を測って体調とともに送ってくること。
それが守れるなら許可してやる」

一時間おきなんて面倒臭いと思ったが、きっとそこが彼の落とし所なんだろうから承知しておく。

「わかりました。
約束します」

「ん、絶対守れよ。
それで、食欲はあるのか?」

「あー、正直言うとお腹ぺこぺこです」

昨日は夜ごはんを食べていない。
お腹も空こうというものだ。

「わかった。
朝食、準備するな」

< 140 / 432 >

この作品をシェア

pagetop