憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
勝手に入ってなんなら寝ていてもいいと言われているが、それでも〝そういう行為〟の片付け忘れとかあったら悪いなーとか、思うわけで。
まあ、今まで一度も遭遇していないけれど。

シーツを抱えて寝室なんて、やることはひとつしかないわけで。
てきぱきと交換してしまう。

「よしっ!」

しわひとつなくかけられたシーツを見てにんまりと笑う。
夜遅くまで仕事をして疲れている龍志に、少しでも休んでもらいたい。
しかし私が食事の用意をすれば反対に彼の手を煩わせる結果になるだけなので、睡眠サポートをしようと決めた。
毎日シーツを取り替え、気持ちよく眠ってもらう。
さらに柔軟剤は睡眠改善効果があるという話のものを使っている。
あと、会社に出入りしている乳酸飲料会社の販売員のおばちゃんから、これまた睡眠改善に効果があるというドリンクを仕入れて冷蔵庫に入れておいた。

ベッドから剥いだシーツは部屋に帰るときに持って帰るとして、とりあえずごはんを食べる。
冷蔵庫の中には密封容器がたくさん入れてあった。

「増えてるし……」

選んだハンバーグとご飯を温める。
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