憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「はい、聞きました」

部屋の中でCOCOKAさんは、持ってきた荷物を広げている。

「単独のインタビューなどには応じられませんが、発表会を配信する一環でルナさんが映るのは許可をいただいています」

「はーい、了解です」

おどけるように彼女が敬礼し、つい笑っていた。

「でも私、ルナ、嫌いなんですよね」

本当に嫌そうに彼女が顔を顰める。
そういう、よくいえば自分に正直なところは変わっていないようだ。

「父親が大会社の社長とかで、セレブですーってお高くとまってるじゃないですか。
私たち配信者とか見下してるし。
だからアイツ、嫌いー」

COCOKAさんと仲のいい配信者の中には、テレビでルナさんと仕事をした人もいる。
もしかしたらそういう人からなにか聞いたのかもしれない。

「別にCOCOKAさんがルナさんを嫌いでもいいですが、揉め事は起こさないでくださいよ。
くれぐれも大人の対応でお願いします」

「はーい、わかってます!
井ノ上さんにも宇佐神課長にも迷惑かけられないですもん」

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