憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
とんでもない爆弾発言がされ、その場がざわめく。
オワル。くんとはCOCOKAさんが可愛がっている後輩配信者だ。
しかし、ルナってそんなことをしていたの?
それはかなり、性格が悪い……。

「あれはちゃんとパーティでなにかやってほしいって依頼して、それで彼が犬の芸をやっただけだけど?」

しかしルナさんはまったく相手にしていない。
彼女を擁護する人たちはそうだよなと納得しているくらいだ。

「嘘、嘘よ!
オワル。くん、やりたくないこともやらされたって、泣いてたもん!」

それは抗議したくなる気持ちもわかる。
が、今は仕事の場なので少しは考えてほしい。

「その話はあとで!
あとで時間を取ってやってください!」

「嫌よ。
配信者なんて低俗な人間と話すだけ、時間の無駄」

本当に嫌そうにルナさんがため息をつく。
よくこんな高飛車で今まで仕事が続けられてきたな。
さっきからおろおろしているマネージャーさんの苦労が忍ばれる。

「なによ低俗って、アンタのほうがよっぽど最低じゃん!」

それはCOCOKAさんの言うとおりなのでなんとも言えないが、とにかくこの場をどうにか収拾しなければならない。
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