憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「……は?」

それにはさすがに、変な声が出た。
俺と七星の幸せを見守る会?
そんなものを作ってどうする気だ?
しかもCOCOKAさんだけならまだわかるが、坂下まで噛んでいるのがわけがわからない。

【公認してくださると嬉しいです!】

いやいやいや。
なんとなくこめかみを指先で押さえ、考え込んでいた。
そもそもこの会はいったい、なにをするのだ?
なにをって、見守るっていうのだから俺と七星の幸せを見守るのだろう。
それでなにか、楽しいのか?
楽しいのかって、……そりゃ、楽しいよな。
俺だって七星の幸せを見守るのは楽しいし、幸せだ。
いや、俺は七星を愛しているから幸せなわけであって、COCOKAさんはそうじゃない。
あ、いや、COCOKAさんにとって七星は変わるきっかけを作ってくれた恩人なわけだし、七星ファンクラブの副会長だから楽しいに決まっている。
ちなみに会長は俺だが、会員はこのふたりしかいない。
当たり前だが。
しかし、坂下はいったい、なんなんだ?

……いや。
そういえば七星が熱を出して倒れたあのとき、付き合っていると公言してから周囲に緩く見守られている気はする。
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