憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
特に気にはしていなかったが、あれから少しして、社内で変に絡んでくる女が減った。
あれは全部、そういうことなのか?
しかし、俺に寄ってくる女を牽制なんて……ああ、そうか。
俺のためじゃない、七星のためだ。
七星自身は気づいていないようだが、アイツは女子からけっこう慕われている。
いまだに相手が女性だからと舐めてかかる男性社員は少なからずいるものだ。
けれど七星はそうやって女性たちを困らせる社員にピシャッと抗議し、黙らせてきた。
それで七星は憧れの先輩なのだと以前、坂下と一緒に外回りに出たときに聞いたことがある。
きっと、他の人間も似たり寄ったりなのだろう。
その七星を俺に取られて普通は悔しがりそうなものだが、推しの幸せを壁になって見守りたい、とかいうあの心理なのだ、きっと。
「あー、うん。
そっかー」
こんなにいろいろな人に慕ってもらっている七星が少し、うらやましくなった。
俺も部下には慕われているが、それはこの面倒見のいい上司という作っている外面のせいだ。
これをやめたらきっと、誰もが俺になんか見向きもしなくなるだろう。
でも、そろそろ本来の自分でいていい気がしている。
あれは全部、そういうことなのか?
しかし、俺に寄ってくる女を牽制なんて……ああ、そうか。
俺のためじゃない、七星のためだ。
七星自身は気づいていないようだが、アイツは女子からけっこう慕われている。
いまだに相手が女性だからと舐めてかかる男性社員は少なからずいるものだ。
けれど七星はそうやって女性たちを困らせる社員にピシャッと抗議し、黙らせてきた。
それで七星は憧れの先輩なのだと以前、坂下と一緒に外回りに出たときに聞いたことがある。
きっと、他の人間も似たり寄ったりなのだろう。
その七星を俺に取られて普通は悔しがりそうなものだが、推しの幸せを壁になって見守りたい、とかいうあの心理なのだ、きっと。
「あー、うん。
そっかー」
こんなにいろいろな人に慕ってもらっている七星が少し、うらやましくなった。
俺も部下には慕われているが、それはこの面倒見のいい上司という作っている外面のせいだ。
これをやめたらきっと、誰もが俺になんか見向きもしなくなるだろう。
でも、そろそろ本来の自分でいていい気がしている。