憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「お、おう……」

「こう、見えそうで見えないのがいいんですよ!」

「隠しているようで隠れてないのがまた、そそるんです!」

ふたりがさらに顔を近づけて説明してきて、背筋が限界まで反る。
私はそういう方面に疎いから、彼女たちがそういうのならそうなのだろう。

「う、うん。
わかったよ……」

もうこれはふたりにまかせておくしかないなと悟ったが、問題は私にこれらの下着を着る勇気があるかどうかだ。
……ないけれど。

プレゼントだと買ってくれた下着を受け取り、店を出る。
これで買い物は終わりかと思ったら、またしても怪しげなお店に連れてこられた。
今度はふたりはさほど悩まずに、栄養ドリンクのようなものを買っている。

「夜はこれを宇佐神課長に飲ませてください」

「これで完璧です」

彼女たちからはやりきった感が出ているが、ほんとにこれで大丈夫なんだろうか。
下着の入った紙袋に追加されたそれを、ちらりと見る。
そこには【絶倫マムシドリンク】とでかでかと書いてあった。
いや、飲ませろといわれてもこんなものを飲んでくれと頼むところからしてハードルが高いんですが?

< 389 / 426 >

この作品をシェア

pagetop