憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
いや、先ほど、龍志とルナさんが婚約しているなんてつい最近まで知らなかったと言いましたが?
そしてそれを無視したのは専務ですが?
「私がルナさんと婚約関係であるのを隠し、井ノ上に迫りました。
悪いのは全面的に私だと思いますが、違うのでしょうか」
「あっ、それはそう、……だな」
もっともらしい顔を作って専務が同意だと頷く。
あれほど私ひとりが悪いと責めていたのはなんだったのか。
「でも、いくら龍志のほうから迫ってきても、婚約者のいる男と付き合うなんて論外ですわ。
そうじゃありません?
専務?」
ルナさんが悩ましげに専務にしなだれかかる。
途端に彼は鼻の下をだらしなく伸ばした。
結局のところ、会社の問題と言いながらも美人のルナさんに頼られ、いいところが見せたいだけなのか。
「そ、そうだ。
どんな理由があるにしろ、婚約者のいる男と付き合っている井ノ上くんが悪い」
自分の顔がだらしなく緩みきっているのに気づいたのか、すぐに顔を引き締めて専務は言ってきたが、もう遅い。
そんな専務を見て龍志は面倒臭そうにはぁーっとため息をついた。
「その婚約なんですが」
そしてそれを無視したのは専務ですが?
「私がルナさんと婚約関係であるのを隠し、井ノ上に迫りました。
悪いのは全面的に私だと思いますが、違うのでしょうか」
「あっ、それはそう、……だな」
もっともらしい顔を作って専務が同意だと頷く。
あれほど私ひとりが悪いと責めていたのはなんだったのか。
「でも、いくら龍志のほうから迫ってきても、婚約者のいる男と付き合うなんて論外ですわ。
そうじゃありません?
専務?」
ルナさんが悩ましげに専務にしなだれかかる。
途端に彼は鼻の下をだらしなく伸ばした。
結局のところ、会社の問題と言いながらも美人のルナさんに頼られ、いいところが見せたいだけなのか。
「そ、そうだ。
どんな理由があるにしろ、婚約者のいる男と付き合っている井ノ上くんが悪い」
自分の顔がだらしなく緩みきっているのに気づいたのか、すぐに顔を引き締めて専務は言ってきたが、もう遅い。
そんな専務を見て龍志は面倒臭そうにはぁーっとため息をついた。
「その婚約なんですが」