憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
もう彼女にまで話が行っているのかと苦笑いした。
きっと由姫ちゃんが教えたんだろうけれど。
……いや。
あの週刊誌の記事はもっと早くから準備していたのでは。

【心配してくれてありがとう。
もしかしてあの週刊誌の記事って?】

【私が宇佐神課長に頼まれて、準備していました。
週刊誌の記者を紹介してくれたのは宇佐神課長なんですが】

そうか、龍志はこうなることを見越して、いつでも出せるようにあの記事を準備していたのか。
まあ、ルナさんのあの性格なら、龍志と私が付き合っているとわかった時点で、遅かれ早かれこうなるとは容易に想像できる。

【もしかして、余計なお世話でした?】

画面の向こうでCOCOKAさんが、不安そうにしているのがすぐにわかった。

【ううん、助かった。
ありがとう】

【いえ!
お姉さまのお役に立てたのならよかったです!】

たぶん今は、ぱーっと顔を輝かせて喜んでいる。
出会った頃と比べ、随分と可愛くなったものだ。

COCOKAさんとのやりとりを終え、コーヒーを飲んでひと息つく。
とりあえず、急に帰ってきたので急ぎの仕事だけやってしまう。

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