あきれるくらいそばにいて

わたしは、相当疲れていたのか何も食べないまま未来のベッドに潜り込み、そのまま眠ってしまった。

目が覚めたのは、外が少し明るくなり始める時間帯だった。

未来は、わたしを包むように抱きしめて眠っていた。

愛しい未来の寝顔。

もう少し寝よう。
そう思い、わたしは未来の胸に顔を埋め、ぴったりとくっついて再び眠りに落ちた。


次の日の朝。
わたしは、緊張していた。

この日、診断書と共に休職届を出すつもりだったからだ。

うちの会社が快くそんな書類を受け取ってくれるとは思えない。

それが分かっているから、会社へ行く足も重く、自然と溜め息も出てしまった。

「葉月、少し早く出てドト◯ルのカフェラテでも飲もうか!」

わたしの気持ちを解そうとそう提案してくれる未来。

わたしは「うん。」と返事をすると、一度自分の自宅に戻って着替え、それから未来と合流すると、未来が運転する車でドト◯ルに向かい、カフェラテで一息をつき、心を落ち着かせてから出勤したのだった。

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