あきれるくらいそばにいて
わたしは出勤してから休職届を書いた。
そして、未来とアイコンタクトを取ってから、診断書と休職届を部長の元へと持って行った。
「おはようございます。」
「何だ、星野。昨日は忙しい日なのに休みやがって。体調が悪いって本当か?ズル休みじゃないのか?」
そう言って馬鹿にしたように笑う小浦部長。
わたしはそんな小浦部長に診断書と休職届を差し出した。
「よろしくお願いします。」
そう言ってわたしが差し出した書類を受け取った小浦部長は、「ん?なんだ?、、、はぁ?休職届?お前、何考えてるんだ?」と呆れたように言った。
「病気が見つかって、手術を受けることになったので、、、入院しなくてはいけないんです。」
「子宮体がん?何だ、お前、存在感もなかったが、女でもなくなるのか?自己管理が出来てないから、こんな病気になるんだぞ?星野が休んでる間の仕事はどうするんだ?お前に休まれたら困るんだよ。ただでさえ、人員不足なのに。しかも、約1ヵ月も休むのか?こんな長期休むだなんて、良い身分だなぁ!俺も1ヵ月の休みが欲しいくらいだよ!」
わたしは小浦部長の言葉に身体を震わせ、服の裾を握り締めて、涙を堪えた。
すると、ガタンと大きな音が聞こえ、ふとそちらを見てみると、未来が椅子から勢い良く立ち上がったところだった。
そして、こちらに向かって歩いて来ると、小浦部長の横に立ち、無表情で小浦部長のことを見下ろしていた。