君と出会ったあの日から
「これで授業を終わります。この後は委員会だから忙ぐように。」
『は〜い。』
私のクラスの栽培委員は藤牧蓮(ふじまきれん)と松井翔也(まついしょうや)と私だ。私以外の二人も仲がいいわけではなさそう。
彼と一緒にやるなんて緊張する。でも関わることはあまりないだろうな〜。
「今から栽培委員会を始めます。まず委員長を決めたいとおもいます。」
「はい」
あげたのはたった一人。
「じゃあ白野で決定な。」
そう白野瑠希だけだった。
「委員長。副委員長を指名してくれ。」
この学校の委員会では委員長が副委員長を指名するらしい。選ばれたくないな。人前に立つの得意じゃないし。
「副委員長は河下百合ちゃん。やってくれる?」
え?わわ私が先輩と一緒に!でも断ったら迷惑かな。
そう考えているうちに私は言ってしまった。
「わかりました。やります。」
言ってしまったー。
松井さんと藤牧さんに頑張ってという目線を送られた。
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