君と出会ったあの日から

アガパンサス

「初日は委員長がしたいことをしていいぞ。」
「わかりました。先生」
「では、今日は愛情をもって花を育てるため花言葉や種類をたくさん調べましょう！」
花言葉？調べたことないな。百合ってどんな花言葉なんだろ。私と先輩は前で一緒にしらべることになった。
「百合ちゃんは何か調べたい花言葉ある？」
「百合の花言葉を調べてみたいです！」
「りょ〜かい！」
「百合は純粋だって。百合ちゃんみたい！」
すごく近いし見られてる。ドキドキする。
私は彼が好き？なのかな。
「先輩ってバラ似合いそうですね。花言葉ってなんですか？」
先輩って上品だけど優しさもあってすごいな。
「え〜！そんなことないよ。バラはね愛情とかかな。本数によっても違うけど。」
先輩照れてる。花言葉なんて初めて知ったな。色によっても違うのは知ってるけど。
「先輩はバラ好きですか？」
「好きだよ。バラは貰ったことあるよ。三本のバラ。僕が......」
彼が七歳の子とき喘息で入院した。そのとき同じ部屋だったのは一人の女の子。五歳だったんだって。今は私と同い年の子。その子とたくさん遊んで話した。けどその子が先に退院したんだって。そのときに三本のバラを貰ったらしい。
「その子の名前もまだ覚えてる。その時は花言葉なんて知らなかったけど今はわかる。僕もその子が好きだったって。」
「今どこにいるか分からないんですか？」
「分からないな。学校違かったからね。でもまた会いたいな。」
そう言う先輩を見ていたらすごいその子に嫉妬した私がいた。その時気がついた。私は白野瑠希が好きだって。
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