迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
「今回は子どもがいて、保育園事情もあるだろうし、前回のとき以上にゆっくり考えてもらっていいから」
変わらない優しさに胸が打たれる。私は周りの人間に恵まれていると思う。
話し合いを終えて席を立つと、渚ちゃんが笑顔で右手を上げてひらひらと振った。私も振り返して、「またね」と口を動かす。
こっちの保育園に空きがあるか帰ってすぐに調べよう。三月なので時期としては一番厳しいかもしれないが、可能性はゼロじゃない。
いつかは環境を整える必要があったし、慣れた場所で働けるのなら願ったり叶ったりだ。
先ほどの元気なスタッフにも挨拶をして、店長からもらったケーキが入った箱を持って自動ドアをくぐる。片手が塞がっているので私は紅汰の手を握り、双子は互いに手を繋いでもらって外に出たときだった。
一日たりとも忘れなかった人物が目の前に立っていて、頭のなかが真っ白になる。
変わらない優しさに胸が打たれる。私は周りの人間に恵まれていると思う。
話し合いを終えて席を立つと、渚ちゃんが笑顔で右手を上げてひらひらと振った。私も振り返して、「またね」と口を動かす。
こっちの保育園に空きがあるか帰ってすぐに調べよう。三月なので時期としては一番厳しいかもしれないが、可能性はゼロじゃない。
いつかは環境を整える必要があったし、慣れた場所で働けるのなら願ったり叶ったりだ。
先ほどの元気なスタッフにも挨拶をして、店長からもらったケーキが入った箱を持って自動ドアをくぐる。片手が塞がっているので私は紅汰の手を握り、双子は互いに手を繋いでもらって外に出たときだった。
一日たりとも忘れなかった人物が目の前に立っていて、頭のなかが真っ白になる。