迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
 ***

 桃花たちと花見をした翌週に食事へ行き、そこからさらに一週間が経った。

 できれば毎日でも会いたいのだが、千葉にいて、小さな子どもがふたりいるのでもちろん無理だ。明後日ようやく会えるので、楽しみに日々頑張っている。

 ロッカールームで着替えていると佐橋がすっきりした顔で現れた。ここ一カ月くらいの間感染症が蔓延しており、佐橋も一週間ほど欠勤を余儀なくされ、チームのメンバーが変則的に入れ替わっていて、こうしてゆっくり顔を合わせるのは久し振りだ。

「橙吾さんおはようございます。明後日のデートどこに行くんですか? 俺気になって、夜も眠れません」

「どの口が言っているんだ」

 半年前に彼女ができた佐橋は水を得た魚のようだ。

 桃花との再会について話したらわざわざメッセージで状況確認をしてくるくらい、色恋話が好きなのは変わらない。
< 182 / 244 >

この作品をシェア

pagetop