迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
「今日はよく眠れそうです」

 佐橋が大きな欠伸をしてすぐにベッドで横になった。

 夜間は交代で通信勤務につき、災害発生時に迅速に対応できるようにしている。もちろん要請が入ることの方がほとんどなので、ぐっすり眠れるなんてことはない。

 それでも休息を取らなければいざという時に力を発揮できないので、少しの時間でも睡眠を取るように心がけている。

 グリはちゃんと眠れているだろうか。桃花さんの話を聞いてから、俺もグリが風邪を引かないようにヒーターをセットしたけれど、今晩は温かいので逆に暑くて寝床で寝転べていないかもしれない。

 明日は一度帰宅してからケーキ屋に行くつもりだが、佐橋はついてくるのだろうか。冗談なのか本気なのか、さっぱりわからない。

 そんなことを考えているうちにいつしか深い眠りに落ちていた。

< 28 / 244 >

この作品をシェア

pagetop