幽霊姫は止まれない!
どうしてオスキャルの名前を彼女が口にしたのだろうか。彼女が私の嘘の話をミック公爵令息へ教えたとはまだ断定出来ないが、それでもオスキャルのことを知っているならば私のことも知っている可能性があるだろう。私自身の認知度は『幽霊姫』なんて嘲笑からくるあだ名くらいだが、ソードマスターである彼がその幽霊姫の専属護衛に選ばれたことは有名だからだ。
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