幽霊姫は止まれない!
驚いたように声をあげたオスキャルに一瞬忘れていたのかと機嫌を悪くするが、その言い分は彼も覚えていることを意味していると気付きすぐに機嫌を直す。
彼も覚えているなら、それ以上私から言うことはないから。
「はぁーあ、疲れちゃったからこのまま寝るわ。着いたら起こしてね」
「ちょ、今ここは是非詳しく話し合うとこじゃないですか!?」
「オスキャルも寝たかったら私を支えにして寝ていいからね」
「えっ、お互いに支えてもたれ合って寝るってこと……!? それはそれで捨てがた……ってもう寝てます!?」
なんだか遠くで彼がまたキャンキャンと喚いているような声が聞こえる。
このうるささが、逆に落ち着くようになったのはいつからなのか。
(日常が戻ってきたって感じね)
なんて、そんなことを考えながら私は眠りに落ちたのだった。
彼も覚えているなら、それ以上私から言うことはないから。
「はぁーあ、疲れちゃったからこのまま寝るわ。着いたら起こしてね」
「ちょ、今ここは是非詳しく話し合うとこじゃないですか!?」
「オスキャルも寝たかったら私を支えにして寝ていいからね」
「えっ、お互いに支えてもたれ合って寝るってこと……!? それはそれで捨てがた……ってもう寝てます!?」
なんだか遠くで彼がまたキャンキャンと喚いているような声が聞こえる。
このうるささが、逆に落ち着くようになったのはいつからなのか。
(日常が戻ってきたって感じね)
なんて、そんなことを考えながら私は眠りに落ちたのだった。