幽霊姫は止まれない!
第四十一話 食べ物の効果は、絶大!
「食べない?」
「い、いりますけど!」
「ほら、あーん」
「で、でも、その、いいんですか?」
「足りなければまた後で追加で作って貰えばいいし、構わないわよ」
「そうじゃなくて」
「ほら。誰かに見られたらどうするの。早く食べちゃいなさいよ。あーん」
「! あ、あーん……」
オロオロとするオスキャルの口に半ば詰め込むように食べさせる。
戸惑っていた様子のオスキャルが動揺しながらサンドイッチを食べるのを見て、私はくすりと笑った。
「はい。これで契約成立っ! 一緒に頑張りましょうね」
「うぅ、可愛い笑顔で全て許されると思ってるやつだ」
「ふふふ」
(可愛いのはこの反応してるオスキャルだと思うけど)
なんて思いつつ、私はこの大型犬のような反応の彼を見ながらなんだか胸の奥をくすぐられるように感じていた。
流石たまごサンド。イェッタから教えられたというのは少々不満ではあるが、でもそのお陰でオスキャルの機嫌が直ったならまぁいいだろう。
(食べ物の効果は絶大ね)
そしてオスキャルの機嫌が直ったなら、次はどうやって調べるか、だが──
「い、いりますけど!」
「ほら、あーん」
「で、でも、その、いいんですか?」
「足りなければまた後で追加で作って貰えばいいし、構わないわよ」
「そうじゃなくて」
「ほら。誰かに見られたらどうするの。早く食べちゃいなさいよ。あーん」
「! あ、あーん……」
オロオロとするオスキャルの口に半ば詰め込むように食べさせる。
戸惑っていた様子のオスキャルが動揺しながらサンドイッチを食べるのを見て、私はくすりと笑った。
「はい。これで契約成立っ! 一緒に頑張りましょうね」
「うぅ、可愛い笑顔で全て許されると思ってるやつだ」
「ふふふ」
(可愛いのはこの反応してるオスキャルだと思うけど)
なんて思いつつ、私はこの大型犬のような反応の彼を見ながらなんだか胸の奥をくすぐられるように感じていた。
流石たまごサンド。イェッタから教えられたというのは少々不満ではあるが、でもそのお陰でオスキャルの機嫌が直ったならまぁいいだろう。
(食べ物の効果は絶大ね)
そしてオスキャルの機嫌が直ったなら、次はどうやって調べるか、だが──