幽霊姫は止まれない!
第四十五話 はじめての胸の高鳴り、モテ!
(お兄様が見ることはないと思うのだけれど)
もちろん窓の外にも護衛がいるし、更に巡回しながら警備している騎士たちもいる。窓の側に立っているから危険、なんてことはないのだが、そもそも執務中の兄が休憩に、と窓の外を眺めるイメージができなかった。
兄も王族である以上魔力を持っており、しかもオスキャルほどではないが身体強化ができる。そして自身も近衛騎士を率いている立場ということもあってかなり鍛えているので、そもそもあまり休憩しているイメージがないのだ。
(でもせっかくだし、このまま無視するのも可哀相よね)
そう思った私は、ごめんねの気持ちを込めてにこりと微笑みをひとつ。もちろんまたオスキャルに叱られたくはないので一瞬だけにして、また兄の方へと向き直った。
そうやって護衛騎士として、兄に付き従い様々な場所へついていく。
ある時は執務室、またある時は近衛騎士の訓練場。
もちろん窓の外にも護衛がいるし、更に巡回しながら警備している騎士たちもいる。窓の側に立っているから危険、なんてことはないのだが、そもそも執務中の兄が休憩に、と窓の外を眺めるイメージができなかった。
兄も王族である以上魔力を持っており、しかもオスキャルほどではないが身体強化ができる。そして自身も近衛騎士を率いている立場ということもあってかなり鍛えているので、そもそもあまり休憩しているイメージがないのだ。
(でもせっかくだし、このまま無視するのも可哀相よね)
そう思った私は、ごめんねの気持ちを込めてにこりと微笑みをひとつ。もちろんまたオスキャルに叱られたくはないので一瞬だけにして、また兄の方へと向き直った。
そうやって護衛騎士として、兄に付き従い様々な場所へついていく。
ある時は執務室、またある時は近衛騎士の訓練場。