幽霊姫は止まれない!
第四十六話 コーディネートのテーマはズバリ
「単純なことよ、王太子の護衛騎士なんだから、王族のプライベート区画にいたっておかしくない」
「そこにいる見知らぬ令嬢は警戒されますけど、王太子殿下の護衛騎士ならおつかいで来たとかなんとでも言い訳できますもんね」
「それに、王太子の結婚相手を護衛するのだっておかしくはないわ」
「いきなり現れた実力のわからない騎士が護衛につくより、自身の婚約者の為に自分の護衛騎士をつけた、という方が説得力もありますね」
オスキャルの説明に頷いて肯定する。
(そして聖女側も、王太子からの気遣いだと言われれば断れないわ)
「これこそが! 私の完璧な計画の全貌だったのよ!」
「それは絶対嘘ですよね!?」
「明日からはこの大義名分を掲げて聖女のストーカーするんだからっ!」
「それダメなやつーッ!」
知りたいのは聖女の本音。本当の行動の意味。
こっそり後をつけて、彼女の真相を探るのだ。
「そこにいる見知らぬ令嬢は警戒されますけど、王太子殿下の護衛騎士ならおつかいで来たとかなんとでも言い訳できますもんね」
「それに、王太子の結婚相手を護衛するのだっておかしくはないわ」
「いきなり現れた実力のわからない騎士が護衛につくより、自身の婚約者の為に自分の護衛騎士をつけた、という方が説得力もありますね」
オスキャルの説明に頷いて肯定する。
(そして聖女側も、王太子からの気遣いだと言われれば断れないわ)
「これこそが! 私の完璧な計画の全貌だったのよ!」
「それは絶対嘘ですよね!?」
「明日からはこの大義名分を掲げて聖女のストーカーするんだからっ!」
「それダメなやつーッ!」
知りたいのは聖女の本音。本当の行動の意味。
こっそり後をつけて、彼女の真相を探るのだ。