幽霊姫は止まれない!
第六十五話 ローザの出した答えとは
「これの中身を調べて欲しいの」
「ふぅん、私、薬師が本職じゃないから子猫ちゃんの望む回答はあげられないかもしれないけど」
「構わないわ」
ローザの言葉に頷くと、彼女はにこりと微笑み私から小瓶を受け取った。そしてそのまま屋敷へと入る彼女に続いて歩く。
促されるままテーブルに着いた私たちとは違い、ローザは私から受け取った小瓶を持ったまま別室へと向かった。そこから数分だろうか、思ったよりも早くにローザが戻る。彼女の手には、小瓶から少しずつ移したのだろう小皿が乗ったトレイを持っていた。
「これ、毒ね」
「え?」
戻ってきたローザの第一声。その言葉を聞き、オスキャルが私を庇うように僅かに腰をあげオーラを纏ったことに気が付いた。
「オスキャル。大丈夫よ」
「……」
「座って」
「はい」
「毒を目にするのは王族ならば珍しくないわ。むしろ毒だとわかっているなら対処も簡単でしょう?」
「ふぅん、私、薬師が本職じゃないから子猫ちゃんの望む回答はあげられないかもしれないけど」
「構わないわ」
ローザの言葉に頷くと、彼女はにこりと微笑み私から小瓶を受け取った。そしてそのまま屋敷へと入る彼女に続いて歩く。
促されるままテーブルに着いた私たちとは違い、ローザは私から受け取った小瓶を持ったまま別室へと向かった。そこから数分だろうか、思ったよりも早くにローザが戻る。彼女の手には、小瓶から少しずつ移したのだろう小皿が乗ったトレイを持っていた。
「これ、毒ね」
「え?」
戻ってきたローザの第一声。その言葉を聞き、オスキャルが私を庇うように僅かに腰をあげオーラを纏ったことに気が付いた。
「オスキャル。大丈夫よ」
「……」
「座って」
「はい」
「毒を目にするのは王族ならば珍しくないわ。むしろ毒だとわかっているなら対処も簡単でしょう?」