幽霊姫は止まれない!
机に置かれていたカップと瓶が床に落ち、ガチャンと鋭い音を部屋に響かせながら割れる。割れた破片から庇うように外で待機していたオスキャルが部屋へと飛び込み、私を庇うように背後へ庇う。
「来ないように!」
一拍遅れて聖女も部屋へと入ろうとしたのを制止する。何故だか嫌な予感がしたからだった。
「来ないように!」
一拍遅れて聖女も部屋へと入ろうとしたのを制止する。何故だか嫌な予感がしたからだった。