幽霊姫は止まれない!
 いや、完全に私の過去ごと捨てる覚悟を、しなくてはならないのだろう。

 ピアスが光を反射して、部屋の壁に小さな虹を描く。
 その光を見つめながら、私は新しい一歩を踏み出す覚悟を固めたのだった。
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