幽霊姫は止まれない!
「でも考えてみてください。私だって正当な王家の血筋ですし、確かに魔力はありませんけど、僅かに体力ならあるんです。エトホーフト国に潜入した時は貴族たちに混じって騎士の訓練を受けましたし、男装して騎士に扮した時は令嬢たちにモテモテでした!」
一気に捲し立てるように精一杯のアピールポイントを口にする。姉たちが絶対しないことを選んだせいで、令嬢としての魅力あるアピールになったかと言えば疑問だったが、どうやら面白いことが好きなサイラスには効果があったのか、私の話を聞いて彼が思い切り吹き出した。
「あっはは、確かにその突飛な姿は魅力的だな」
「でっ、ですよね!?」
くすくすと笑いながらくるりと体勢を変えたサイラスが柵にもたれかかりながら、また空を見上げ、そして何故かまた盛大に吹き出した。
(何かあるのかしら)
その様子を不思議に思い、私も彼の視線を追おうかと思った時、柵に乗せていた私の左手に、サイラスが自身の手を重ねる。完全に突き放されてお断りかと思ったのに、まさかここで触れられるとは! この状況に驚き、結局私はサイラスが見ていた先を確認することなく、重ねられた手を見る。
一気に捲し立てるように精一杯のアピールポイントを口にする。姉たちが絶対しないことを選んだせいで、令嬢としての魅力あるアピールになったかと言えば疑問だったが、どうやら面白いことが好きなサイラスには効果があったのか、私の話を聞いて彼が思い切り吹き出した。
「あっはは、確かにその突飛な姿は魅力的だな」
「でっ、ですよね!?」
くすくすと笑いながらくるりと体勢を変えたサイラスが柵にもたれかかりながら、また空を見上げ、そして何故かまた盛大に吹き出した。
(何かあるのかしら)
その様子を不思議に思い、私も彼の視線を追おうかと思った時、柵に乗せていた私の左手に、サイラスが自身の手を重ねる。完全に突き放されてお断りかと思ったのに、まさかここで触れられるとは! この状況に驚き、結局私はサイラスが見ていた先を確認することなく、重ねられた手を見る。