幽霊姫は止まれない!
丁寧に捕捉された言葉を聞き、やっと少し理解する。
(つまり、私が結婚するかもしれないということを一切考えてなかったから、心の準備ができてなかった……ってことね)
姉たちの見合いにどれだけの時間、心の準備をしたのかはわからないが、私に対しては確実にゼロだろう。だからこそ飛び出た言葉だったらしい。
(そっか。私だけ姪だと認められてなかったってわけじゃないんだ)
王妃になった姉を殺した娘だから認めていない、のではなく、むしろちゃんと姪だと認めてくれていたからこその言葉だったのだと気付き、頬が緩みそうになる。
「貴方……どうして『どちらか』なの?」
納得した私とは対照に、今度は姉がサイラスの言葉に首を傾げる。
どうやら姉は、サイラスが言った『どちらかが嫁にいくことは覚悟している』という言葉に引っかかったようだ。
「見合い相手がひとりとは言ってないわよ。というか、双子で呼ばれてるのだから、普通は相手もふたりだと思うものではないかしら」
「確かに」
眉をひそめながら言った姉の言葉に思わず納得してしまうが、そんな姉にサイラスはこちらこそわけがわからないと言わんばかりに首を捻った。
(つまり、私が結婚するかもしれないということを一切考えてなかったから、心の準備ができてなかった……ってことね)
姉たちの見合いにどれだけの時間、心の準備をしたのかはわからないが、私に対しては確実にゼロだろう。だからこそ飛び出た言葉だったらしい。
(そっか。私だけ姪だと認められてなかったってわけじゃないんだ)
王妃になった姉を殺した娘だから認めていない、のではなく、むしろちゃんと姪だと認めてくれていたからこその言葉だったのだと気付き、頬が緩みそうになる。
「貴方……どうして『どちらか』なの?」
納得した私とは対照に、今度は姉がサイラスの言葉に首を傾げる。
どうやら姉は、サイラスが言った『どちらかが嫁にいくことは覚悟している』という言葉に引っかかったようだ。
「見合い相手がひとりとは言ってないわよ。というか、双子で呼ばれてるのだから、普通は相手もふたりだと思うものではないかしら」
「確かに」
眉をひそめながら言った姉の言葉に思わず納得してしまうが、そんな姉にサイラスはこちらこそわけがわからないと言わんばかりに首を捻った。