BaD
おんぼろ屋敷の中は、想像通りホコリっぽく、蜘蛛の巣だらけだった。
しかしこの辺じゃ珍しい洋館で、リビングには大きなテレビ、煤こけているが豪華な暖炉、ホコリをかぶって白くなったテレビで見たコトのある社長椅子のようなソファ。
そして数えきれないほどのおもちゃの残骸。
それはもう原型が何だったのか分からないモノばかりであった。
だが、自分の足元に広げられた人形の残骸だけ、着ている服が警察のモノに良く似ていることに気が付いた。
そのときやっと気がついたのだ。
どうして警察がこの家の前で警備をしていなかったのだろうとか、今まで僕の後ろにいたはずの彼女と、目の前にいたはずのあいつがいなくなっていたこととか。
「えっちゃん?」
しかしこの辺じゃ珍しい洋館で、リビングには大きなテレビ、煤こけているが豪華な暖炉、ホコリをかぶって白くなったテレビで見たコトのある社長椅子のようなソファ。
そして数えきれないほどのおもちゃの残骸。
それはもう原型が何だったのか分からないモノばかりであった。
だが、自分の足元に広げられた人形の残骸だけ、着ている服が警察のモノに良く似ていることに気が付いた。
そのときやっと気がついたのだ。
どうして警察がこの家の前で警備をしていなかったのだろうとか、今まで僕の後ろにいたはずの彼女と、目の前にいたはずのあいつがいなくなっていたこととか。
「えっちゃん?」