わけありくんを護ります


なんだかんだ、血!とさわぎながらも、すべての木を抜いてくれ、少しオーバーな処置をされた。
すごく時間かかったけど。

「……もう、痛いとこありませんか?刺さってるチクチク感とか」

そう言われ、私は軽くグーパーをくり返す。ちょっと痛みはあるものの。

「うん、大丈夫そう」
「……はぁー良かった。でもやっぱり違和感がある時は寝てても風呂場でも呼んでくださいね」
「……お風呂は嫌」
「ま、まぁそうですけど……それくらいの気持ちでお願いします」
「分かったって」
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