無口な自衛官パイロットは再会ママとベビーに溺愛急加速中!【自衛官シリーズ】
サンタからのプレゼントは、子どもたちに人気のキャラクターをあしらった小ぶりのタオルだった。
蓮人も大喜びで、早速上着のポケットにしまっていた。
その後美月たちは大混雑のモールでの食事をあきらめ、車で二十分ほどの住宅街にあるレストランにやってきた。
碧人の馴染みの店で、電話で確認したところ席を用意してもらえたらしい。
明るい黄色の外壁が目を引く二階建ての建物で、一階が店舗になっているようだ。
「いらっしゃいませー」
ドアを開き店に足を踏み入れた途端、待ち構えていたかのような声が響いた。
「え……?」
そのあまりにも大きく威勢のいい声に、美月は動きを止め、碧人と手をつないでいた蓮人はさっと碧人の背中に隠れた。
見ると赤いエプロン姿の背の高い男性が、碧人ににこやかに笑いかけ立っている。
「なんだよ、今日は息子の野球の試合を見に行くって言ってなかったか?」
碧人がうんざりしたように肩を落とす。
「いやいや。家族そろってうちに来てくれるって聞いて、野球どころじゃないだろ。息子なら大丈夫、俺がいなくてもホームランだ」
ケラケラと笑い声をあげる男性に、碧人がさらに眉を寄せる。
「本気で美月のカフェに押しかけて騒ぎそうだったからな。先に紹介しておいた方がいいと思ってきたんだよ」
「なるほど。相変わらずよみが鋭いな」
「あの、碧人さん? お知り合いですか?」
おずおずと声をかけると、碧人よりも先に男性が美月との距離を詰め、口を開く。
「初めまして。榎本です。桜井とは防衛大学からのお知り合いです。今もともに空を飛ぶ盟友なんです」
それほど広いわけではない店内に、歯切れのいい大きな声が響き渡る。
食事中の客たちがクスクス笑っているところ見ると、この大声は通常モードのようだ。
「美月、驚いたかもしれないが、これでも俺の同僚なんだ」
蓮人も大喜びで、早速上着のポケットにしまっていた。
その後美月たちは大混雑のモールでの食事をあきらめ、車で二十分ほどの住宅街にあるレストランにやってきた。
碧人の馴染みの店で、電話で確認したところ席を用意してもらえたらしい。
明るい黄色の外壁が目を引く二階建ての建物で、一階が店舗になっているようだ。
「いらっしゃいませー」
ドアを開き店に足を踏み入れた途端、待ち構えていたかのような声が響いた。
「え……?」
そのあまりにも大きく威勢のいい声に、美月は動きを止め、碧人と手をつないでいた蓮人はさっと碧人の背中に隠れた。
見ると赤いエプロン姿の背の高い男性が、碧人ににこやかに笑いかけ立っている。
「なんだよ、今日は息子の野球の試合を見に行くって言ってなかったか?」
碧人がうんざりしたように肩を落とす。
「いやいや。家族そろってうちに来てくれるって聞いて、野球どころじゃないだろ。息子なら大丈夫、俺がいなくてもホームランだ」
ケラケラと笑い声をあげる男性に、碧人がさらに眉を寄せる。
「本気で美月のカフェに押しかけて騒ぎそうだったからな。先に紹介しておいた方がいいと思ってきたんだよ」
「なるほど。相変わらずよみが鋭いな」
「あの、碧人さん? お知り合いですか?」
おずおずと声をかけると、碧人よりも先に男性が美月との距離を詰め、口を開く。
「初めまして。榎本です。桜井とは防衛大学からのお知り合いです。今もともに空を飛ぶ盟友なんです」
それほど広いわけではない店内に、歯切れのいい大きな声が響き渡る。
食事中の客たちがクスクス笑っているところ見ると、この大声は通常モードのようだ。
「美月、驚いたかもしれないが、これでも俺の同僚なんだ」