無口な自衛官パイロットは再会ママとベビーに溺愛急加速中!【自衛官シリーズ】
「そうなんですね。あの、初めまして。有坂……じゃなくて、妻の美月です」
榎本の威勢のよさにおされつつ、美月も頭を下げる。聞く限り、彼は碧人のかなり近い関係の同僚のようだ。
「盟友はいいから落ち着け。蓮人が怯えてるだろ」
碧人の背中から、蓮人が恐々と顔を出し、様子をうかがっている。
滅多に人見知りをしない蓮人にしては珍しい反応だ。よほどびっくりしているようだ。
「悪い悪い。奥に席を用意しておいたから、座って座って」
榎本は人当たりのいい笑顔で美月たちを促し、席に案内する。
白い壁に赤いテーブル。
外壁の黄色といい、原色だらけの店内を、美月はキョロキョロ見回しながら、四人がけのテーブル席に腰を下ろした。
「いらっしゃいませ。お待ちしてました」
すると厨房から小柄な女性が現われ、碧人に明るい笑顔を向けた。
榎本に負けず人懐そうな笑顔。高い位置でお団子にした髪型がかわいらしい。
「桜井さん、お久しぶり。結婚したって聞いたわよ。こちらが奥様?」
「お久しぶりです。突然席を用意してもらってすみません。彼女が妻の美月です」
「美月です。初めまして」
美月は立ち上がり、慌てて頭をさげる。
「美月、こちらはこの……盟友らしい榎本の奥さんで真菜さん。この店のオーナー」
「オーナーなんて柄じゃないない。趣味で始めただけの料理屋なのよ。それも旦那と息子が好きなメニューばかり。旦那が転属の時には即閉店するつもりだしね。お口に合うかわからないけど、いっぱい食べてね。あ、とりあえず桜井さんが好きなかにクリームコロッケ、ちょうどできたてがあるからまずはそれにする?」
「かに?」
真菜の言葉に蓮人が素早く反応し、期待を滲ませた目で、美月と碧人を交互に見つめる。
「息子の蓮人です。俺に似てカニが大好きで。だからコロッケ山盛りお願いします」
榎本の威勢のよさにおされつつ、美月も頭を下げる。聞く限り、彼は碧人のかなり近い関係の同僚のようだ。
「盟友はいいから落ち着け。蓮人が怯えてるだろ」
碧人の背中から、蓮人が恐々と顔を出し、様子をうかがっている。
滅多に人見知りをしない蓮人にしては珍しい反応だ。よほどびっくりしているようだ。
「悪い悪い。奥に席を用意しておいたから、座って座って」
榎本は人当たりのいい笑顔で美月たちを促し、席に案内する。
白い壁に赤いテーブル。
外壁の黄色といい、原色だらけの店内を、美月はキョロキョロ見回しながら、四人がけのテーブル席に腰を下ろした。
「いらっしゃいませ。お待ちしてました」
すると厨房から小柄な女性が現われ、碧人に明るい笑顔を向けた。
榎本に負けず人懐そうな笑顔。高い位置でお団子にした髪型がかわいらしい。
「桜井さん、お久しぶり。結婚したって聞いたわよ。こちらが奥様?」
「お久しぶりです。突然席を用意してもらってすみません。彼女が妻の美月です」
「美月です。初めまして」
美月は立ち上がり、慌てて頭をさげる。
「美月、こちらはこの……盟友らしい榎本の奥さんで真菜さん。この店のオーナー」
「オーナーなんて柄じゃないない。趣味で始めただけの料理屋なのよ。それも旦那と息子が好きなメニューばかり。旦那が転属の時には即閉店するつもりだしね。お口に合うかわからないけど、いっぱい食べてね。あ、とりあえず桜井さんが好きなかにクリームコロッケ、ちょうどできたてがあるからまずはそれにする?」
「かに?」
真菜の言葉に蓮人が素早く反応し、期待を滲ませた目で、美月と碧人を交互に見つめる。
「息子の蓮人です。俺に似てカニが大好きで。だからコロッケ山盛りお願いします」