クールなエリートSPは極悪か溺甘か ~買われた新妻は偽りの旦那様の執愛から逃れられない~
私が釘付けになって動けないでいる間に、瑛輔と女性は建物の中に入っていった。
あそこはホテルだ。ただのシティホテル。だけど2人の姿を見て、そういうことじゃないのなら一体なんだと言うのだろう。
あれが本当に、仕事をしているだけ…?
全身の力が抜けてしまいそうだった。
わけも分からずショックを受けていた。
「凛。そろそろ戻るぞ」
父の声にハッとして、ようやくその場を離れることができた。
「どうかしたのか? ぼうっとして」
「おなかいっぱいになったら、眠気がね」
瑛輔が他の女の人とホテルに入ってくのを見たなんて、口が裂けても父には言えない。
咄嗟に答えた自分の頭の冷静さにはびっくりだ。
会社に戻って、普通に仕事をした。仕事中は良かった。さっきのことを思い返す暇もないくらいに働けば済むこと。
父もいるし、仕事もないのに会社に残る訳には行かず、家に帰ってからが問題だった。
一人でいると嫌でも考えてしまう。
今頃瑛輔は……こうなると、今まで家にあまり帰ってこなかったのもあの女性と会っていたのではないかと邪推が止まらない。
あの場面を見ただけで決めつけるには尚早かもしれないのに。
あそこはホテルだ。ただのシティホテル。だけど2人の姿を見て、そういうことじゃないのなら一体なんだと言うのだろう。
あれが本当に、仕事をしているだけ…?
全身の力が抜けてしまいそうだった。
わけも分からずショックを受けていた。
「凛。そろそろ戻るぞ」
父の声にハッとして、ようやくその場を離れることができた。
「どうかしたのか? ぼうっとして」
「おなかいっぱいになったら、眠気がね」
瑛輔が他の女の人とホテルに入ってくのを見たなんて、口が裂けても父には言えない。
咄嗟に答えた自分の頭の冷静さにはびっくりだ。
会社に戻って、普通に仕事をした。仕事中は良かった。さっきのことを思い返す暇もないくらいに働けば済むこと。
父もいるし、仕事もないのに会社に残る訳には行かず、家に帰ってからが問題だった。
一人でいると嫌でも考えてしまう。
今頃瑛輔は……こうなると、今まで家にあまり帰ってこなかったのもあの女性と会っていたのではないかと邪推が止まらない。
あの場面を見ただけで決めつけるには尚早かもしれないのに。