クールなエリートSPは極悪か溺甘か ~買われた新妻は偽りの旦那様の執愛から逃れられない~
「瑛輔……私に、キスして」
「は、?」
瑛輔が息を呑む。空気が揺らいだ。いつもクールで崩れない彼の態度が、僅かな動揺を含むものに変わった。
「凜、本当にどうしたんだ。 何を言ってる?」
「私はあなたの妻よ。偽装夫婦だけど、私にしかできないこともあるでしょう。瑛輔になら私、何されてもいいよ」
瑛輔は眉間に皺を寄せ、みるみる厳しい顔つきになる。だけど私の口は止まらない。
「それとも……そういう相手は別にいるから私は必要ない?」
「どういう意味だ」
瑛輔の声は低い。心臓がどくんと跳ねる。瑛輔の穏やかな顔も今日初めて見たけれど、こんなに怒ったような声音も初めて聞いた。
「そのままの意味よ。 私じゃ満足できないって言うなら、瑛輔が他で何をしようが私に止める権利はないわ。 だけど、それを決めるのは私を抱いてみてからでもいいでしょう」
「そんな言い方はやめろ。自分が何を言ってるのか、」
「分かってるわよ。 一度だけ、私に『妻の役割』を与えて。私がそれを全うできなかったら、大人しく身を引くから。これまで通り、家の中ではただの同居人でいる」
瑛輔はふぅとため息をついた。
「おまえは、俺に抱かれたいのか?」
「そう言ってるでしょう。 私が妻でいるうちは、そういうことも――」
「いい加減にしろ。 俺はそんなつもりでおまえと結婚したんじゃない」
はっきりと言い放たれた言葉に、かあっと顔が熱くなる。
「は、?」
瑛輔が息を呑む。空気が揺らいだ。いつもクールで崩れない彼の態度が、僅かな動揺を含むものに変わった。
「凜、本当にどうしたんだ。 何を言ってる?」
「私はあなたの妻よ。偽装夫婦だけど、私にしかできないこともあるでしょう。瑛輔になら私、何されてもいいよ」
瑛輔は眉間に皺を寄せ、みるみる厳しい顔つきになる。だけど私の口は止まらない。
「それとも……そういう相手は別にいるから私は必要ない?」
「どういう意味だ」
瑛輔の声は低い。心臓がどくんと跳ねる。瑛輔の穏やかな顔も今日初めて見たけれど、こんなに怒ったような声音も初めて聞いた。
「そのままの意味よ。 私じゃ満足できないって言うなら、瑛輔が他で何をしようが私に止める権利はないわ。 だけど、それを決めるのは私を抱いてみてからでもいいでしょう」
「そんな言い方はやめろ。自分が何を言ってるのか、」
「分かってるわよ。 一度だけ、私に『妻の役割』を与えて。私がそれを全うできなかったら、大人しく身を引くから。これまで通り、家の中ではただの同居人でいる」
瑛輔はふぅとため息をついた。
「おまえは、俺に抱かれたいのか?」
「そう言ってるでしょう。 私が妻でいるうちは、そういうことも――」
「いい加減にしろ。 俺はそんなつもりでおまえと結婚したんじゃない」
はっきりと言い放たれた言葉に、かあっと顔が熱くなる。