クールなエリートSPは極悪か溺甘か ~買われた新妻は偽りの旦那様の執愛から逃れられない~
俺が凜と仲良くなったことで、祖父は度々俺を連れて凜の祖父と会うようになった。
しかしそれも束の間、凜の祖父が病気で他界したのだ。
葬儀に参列した時、当時まだ小学生の凜の泣き顔を見た。いつも屈託のない笑顔を見せた凜のその姿がショックで、俺まで泣きそうだったくらいだ。
中学生だった俺がそばに寄ると、一層泣き声を大きくして縋るように服を握った。
その背をぎこちないながら抱き慰める俺は味わったことのない感情を知る。
この子を守らなければならない。俺が守りたい。それが単なる使命感から来るものなのか、それとも他の何かなのかはまだ分からなかったけれど。
将来は警察官になるのだと意識的に刷り込まれてきた俺が、心から警察官になろうと思った瞬間だった。
ちょうどその頃、兄の進路についてで大慈家は大荒れ。兄は警察官にはならないとはっきり宣言したのだ。揉めに揉めた結果は兄の粘り勝ち。兄は難関大学の経済学部に進んだ。両親はがっかりというか呆れというか、自分の息子が思い通りにならなかったことがさぞ悔しかったことだろう。しばらく家の雰囲気は殺伐としていた。
しかしそれも束の間、凜の祖父が病気で他界したのだ。
葬儀に参列した時、当時まだ小学生の凜の泣き顔を見た。いつも屈託のない笑顔を見せた凜のその姿がショックで、俺まで泣きそうだったくらいだ。
中学生だった俺がそばに寄ると、一層泣き声を大きくして縋るように服を握った。
その背をぎこちないながら抱き慰める俺は味わったことのない感情を知る。
この子を守らなければならない。俺が守りたい。それが単なる使命感から来るものなのか、それとも他の何かなのかはまだ分からなかったけれど。
将来は警察官になるのだと意識的に刷り込まれてきた俺が、心から警察官になろうと思った瞬間だった。
ちょうどその頃、兄の進路についてで大慈家は大荒れ。兄は警察官にはならないとはっきり宣言したのだ。揉めに揉めた結果は兄の粘り勝ち。兄は難関大学の経済学部に進んだ。両親はがっかりというか呆れというか、自分の息子が思い通りにならなかったことがさぞ悔しかったことだろう。しばらく家の雰囲気は殺伐としていた。